「お清め塩」について
葬儀に参列した際に会葬礼状と共に「清めの塩」も渡されま
す。
「清めの塩」とはその名の通り、身を清めるためのものです。
もともと神道では死を穢れと考えられ、葬儀に参列したことで
その穢れを家に持ち込まないように塩で清めたようです。
宗教によっては、死を穢れと考えていないので浄土真宗など、
「清めの塩」を使わない宗教もあります。
また地域やご家庭によって、使うところ、使わないところも
あるようですので一度ご確認ください。
一般的なご説明になりますが、葬儀に参列し帰宅をしました
ら、玄関に入る前に塩で清めます。
胸元→背中→足元の順に塩を振りかけます。サッと払ったら、
その塩を踏んで家に入るというのが一般的なやり方です。
地域やご家庭によってやり方が異なる事があると思います。
塩によって清めるという言葉で連想するのが相撲です。
取り組みの前に土俵を清めるために塩をまきます。
怪我をしないように神に祈るという意味もあるようです。
豪快にまく力士は印象的ですね。
柄杓の水で口をすすいで身を清めたり(これはコロナ禍で振り
のみになっておりますが)
しこを踏んで土地を清めると言われているようです。
また、飲食店などの入口に盛り塩があったりと、
日本人の生活に塩は深く関わっているようです。